当院の高齢者歯科治療についてご紹介いたします
高齢者の死因として比較的上位に数えられる「肺炎」。
肺炎に罹る原因は、高齢による抵抗力の低下から感染に至るケースもございますが、
「自分の口腔内の細菌を誤嚥(ごえん)した結果、肺炎になる」というケースも多いのです。
こちらは「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と呼ばれ、注意が必要な感染症の一つです。
日本は、寿命という点においては世界でも長生きな国に分類されます。
国民全体の経済力も世界的に見れば高く、健康についての情報も入手しやすく、
そして医療制度も整っています。
しかし、現実問題として「自宅や病院のベッドで寝たきりになっている」という方も多く、
本当の意味での「長寿」を実現するにはまだまだ多くの課題を残しています。
そんな中、高齢者の方の健康・健常な肉体を支えるという観点では、歯科医療は決して忘れてはならない項目の一つです。
口腔内が不潔であったり、歯が数多く失われている状態では、
食生活だけでなく健康への様々な悪影響があることがわかっています。
・お口の中を清潔に保つことによって、お口の中の細菌数を減らし、誤嚥性肺炎等の全身感染症を予防します。
・入れ歯の作製や調整を行い、咀嚼機能を回復、維持することにより低栄養を防ぐだけでなく、
脳や胃に刺激を与えることにより、寝たきりや痴呆を防止します。
・歯周病や虫歯、口内炎の発生を予防し、お口の中の快適な状態を維持します。
全ての方に習慣的な予防と歯科医療は重要ではございますが、特に要介護者の方は注意が必要です。
ご自身では管理することが難しいケースも多く、その場合、
ケアをされている方の協力なしには健康を維持することが大変困難です。
義歯とは、歯が大きく欠損した際に代替物として人工の歯を用いる方法で、いわゆる「入れ歯」などが含まれます。
皆様にもよく知られている「入れ歯」だけでなく、「ブリッジ」や「インプラント」も義歯の一種です。
それぞれ、機能や価格、メンテナンス性などに一長一短があり、無条件でこれが良い、といったものはございません。
検査の上で最適な選択肢をご提示させていただきますため、まずは口腔内の状況についてお話しください。
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