予防歯科

コーンビームCT

北欧スウェーデンの75歳以上の人々の歯の残存歯数は17.6本と日本より明らかに喪失した歯が少なく、
虫歯は日本の半分以下、歯周病は日本の1/4以下しかないといわれており、
予防歯科、歯周治療の先進国として知られています。
スウェーデンでは1960年代から研究が続けられ、現在確立されている予防歯科、
歯周治療のほとんどはスウェーデン発祥と言っても過言ではありません。

当院ではこの科学的根拠に基づいた確実で痛みのないスウェーデンスタイルの
予防歯科、歯周治療
を実践しております。

>>歯周病治療についての詳細はこちら

予防歯科とは


<出典>
8020推進財団・全国抜歯原因調査(2005)

年齢を経ると歯は勝手に喪失し、自動的に総入れ歯となると
お考えではありませんか? 実はそうではありません。
歯を喪失するには原因が存在し、その原因を取り除けば
一生ご自身の 歯で過ごしていただく事も可能です。

では歯を喪失する原因はなんでしょうか。
ほとんどの歯は歯科医院での抜歯処置を経て喪失に至ります。

2005年に全国2000余の歯科医院で行われた調査結果によると、
歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(42%)で、
以下、「虫歯」(32%)、「その他」(13%)、 「破折」(11%)、
「矯正」(1%)の順でした。また、「破折」の多くは、
外傷などの 物理的に非日常的な力が作用したものではなく、
無髄歯(神経をとった歯)と考えられるので原因は
「虫歯由来」とみなすことが出来ます。

すなわち、歯を喪失するほとんどの原因が虫歯歯周病なのです。
予防歯科とは、歯の喪失原因である虫歯と歯周病の発生を防ぎ、治療後の再発の防止を目的としています。

虫歯や歯周病の原因


虫歯や歯周病の直接的な原因は歯垢(プラーク)です。
歯垢はバイオフィルムともいい、食べ物の磨き残しの
ように思われている方がいますが、
実際は虫歯や歯周病の原因菌が作り出した
自らを守るためのネバネバしたバリアーです。
このプラークが体液中のカルシウムを取り込んで
石灰化していくと歯石となります。
歯石自体が感染源となる事はありませんが、プラークの
温床となってしまいます。

プラーク1mg中に1億個以上、
分かっているだけでも800種類以上の微生物が存在すると
いわれ、その中の歯周病原因菌や虫歯の原因菌が歯周病や
虫歯を引き起こし、歯や歯肉、歯を支える骨を破壊してしまうのです。

予防歯科とは徹底的なプラークコントロール



日本とスウェーデンの定期検診率の比較

前述したとおり、虫歯や歯周病の原因は歯垢(プラーク)
です。プラークを適切に除去し、お口の中を清潔に
保つことが虫歯や歯周病を防ぎ、歯を確実に
守ることにつながります。(プラークコントロール)
ではこのプラークコントロールを徹底し、健康状態を
維持するためには実際にはどのようなことを
行えばいいのでしょうか。

それは定期検診(メンテナンス)とご自宅での
正しい歯磨き(セルフケア)です。
日本で定期的に歯科医院でメンテナンスを受けている方は全体の約15%程度なのに対し、
スウェーデンでは実に約80〜90%の方が定期的に歯科医院でメンテナンスを受けており、
これがスウェーデンの人々に虫歯や歯周病が少ない理由なのです。

定期健診について

当院では3か月〜6か月に1回程の定期的な検診をお勧めします。
普段気付かない口内の検診を行う事で虫歯や歯周病等の
早期発見につながります。またご自身ではどうしても
磨けない部分をクリーニングすることで虫歯や歯周病の
発生を防ぎます。
定期検診では以下の項目を確認いたします。

正しい歯磨き(セルフケア)について

正しい歯磨きの方法はその方のお口の中の状況によって千差万別です。
当院では専任の歯科衛生士が各々の患者様に最も適した歯ブラシと歯磨きの方法、歯磨剤等をご提案し、
患者様の健康増進をサポート致します。

   
歯ブラシ   歯間ブラシ   デンタルフロス

唾液検査(¥3,240)

歯磨きを頑張っているのにすぐ虫歯になる人、あんまり磨いてないのに虫歯になりにくい人。
虫歯になるのは、歯磨きだけではない、人それぞれの理由があるのです。

虫歯の発症の3大要因

@細菌 : ミュータンス菌、乳酸菌など A基質 : 砂糖、炭水化物 B宿主 : 歯の質、歯並び、唾液の性状、全身疾患など C時間 : 歯に糖や酸が作用する時間

検査内容

世界中で用いられている検査結果分析ソフトであるカリオグラムによって、
将来的に新たなむし歯が発生する可能性を提示いたします。

以上の科学的根拠に基づいた個々の性質を探り、
オーダーメイドの虫歯予防プログラムをご提案致します。

PMTC〜お口の中のより良い健康を維持するために〜

PMTCとは専門家により研磨剤や専用機器を使用してバイオフィルムを徹底的に磨き落とすことをいいます。
歯磨きで落とすことができない汚れ「バイオフィルム」は、こびり付いた状態の細菌の塊で、
歯周病や虫歯の温床になってしまいます。
PMTCによる虫歯の予防効果は普段の歯磨きのなんと70倍とも言われます。

染め出し液をお口に含んでいただき、磨き残しをチェックします。
赤く染まった部分が、汚れが残っている部分です。
奥歯や歯並びの悪い部分など、自身のブラッシングの弱点を把握することもできます。

 

水と超微細なパウダーをウォータースプレーで吹き付けて、歯の表面の汚れを取り除きます。
当院ではアミノ酸のグリシンをベースにした粒子の大きさが25μmという微細なパウダーを
使用しておりますので、歯や歯ぐきを傷つけることなく、色素沈着や歯の表面に付いたプラークを
除去することができます。

 

トリートメント用ペーストを使用し、専用の特殊なカップを回転させながら、歯面を丹念に磨き上げます。
歯と同じ成分であるハイドロキシアパタイト配合のペーストにより、表面の細かい傷を修復すると同時に、
滑らかにすることで汚れの再付着を防止し、歯の再石を促します。

 

小さなヘッドのブラシにジェルを塗り、歯面や歯周ポケット内のプラークを除去します。
歯と歯の間の汚れは、歯間ブラシで磨き、またブリッジの下の部分の汚れも同様に落とします。
仕上げにフロスを使い、ブラシで落としきれなかった歯と歯の間や歯周ポケットに溜まった汚れを
取り除きます。

アロマテラピーのジェルを歯ぐきに塗り、指でやさしくマッサージします。
リラックスしていただきながら、コリをほぐし、血行を促進します。

 

フッ素を歯の表面に塗り、虫歯を予防して歯を強くします。
唾液と比較してはるかに豊富なミネラル(カルシウム、リン)ペーストを塗布します。
また、ペーストには細菌の産出する酸によって酸性状態に傾いた口腔内を中性に戻す中和作用と、
酸性になりにくい状態を維持する緩衝作用があり虫歯予防に効果があります。

   

予防歯科によってもたらされるもの

予防歯科によって保たれるのはお口の中の健康のみではありません。
口腔内の虫歯菌や歯周病原因菌は全身のあらゆる部分に悪影響を与えます。(詳細はこちら
予防歯科によって口腔内の細菌の数を減らすことによって以下のような全身疾患も
事前に防ぐことが出来るのです。

近年の研究で、残存歯数が多いほど長寿となり、認知症の発症リスクも下がる事が実証されています。
(H25.2月日本歯科医師会会報) また、定期的に歯科医院を受診すると費用がかかる
イメージをお持ちかもしれませんが、残存歯の数が多い方ほど医療費が減少傾向にあることも分かっています。
ご自身の歯を健康に維持することが、お口の中の健康にとどまらず、全身の健康を長期的に維持し、
質の高い生活を長く維持することにつながります。
質の高い生活をより長く維持するためにも予防歯科の受診をお勧めいたします。

武蔵小杉デンタルクリニック